震災問題研究ネットワーク
第10回 震災問題研究交流会
報告書
全文
論文
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藤川賢
原発はどのように人々を分断するのか(1)――公害問題との関連と被害の潜在化 -
青木聡子
原発はどのように人々を分断するのか(2)――立地計画がもたらす「ふるさと」損傷 -
関礼子
原発はどのように人々を分断するのか(3)―「ふるさと」の剥奪・損傷と抗いのかたち -
原口弥生
原発はどのように人々を分断するのか(4)――制度のはざまで揺れ動く「生活再建」と埋もれる被害 -
出口杏奈
男性の災害経験とは何か―東日本大震災・原発事故をきっかけに母子避難を経験した父親の語りから― -
浅野富美枝
関東大震災における女性支援ネットワーク -
正井佐知
知的障害者と家族の災害時避難に関する課題 -
齋藤幸世
日本震災支援への台湾官民の想いと実践 -
中山敬太
地域安全行政における平時リスクコミュニティ形成の「ナッジ」アプローチの可能性―自主防災組織と避難所運営コミュニティを事例に― -
坪井塑太郎・菅磨志保・尾島俊之
災害時における地域自立支援体制の構築と広域連携による保健医療調整本部の連携に関する研究−長野県伊那市を事例として− -
嶋田一郎
複雑化・激化する自然災害―「復興権」に基づく被災者の復興― -
長岡素彦
AI・Web3.0と防災・減災
報告資料
セッション1
【原子力災害における避難とリスク認知、復興と遺構保存をめぐる葛藤】
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1-1 静間健人
東日本大震災・原子力災害の避難者への情報支援の内容整理―自治体広報誌・ダイジェスト版新聞・避難者向け情報紙を対象として― -
1-2 佐々木大記・高田モモ・保高徹生
原子力災害による避難と復興による被災地域の変容--川俣町山木屋地区の帰還者/未帰還者の生活史および「かわまた田んぼリンク」の事例研究-- -
1-3 深谷直弘
東日本大震災と福島県の震災遺構の保存 -
1-4 楠見孝・三浦麻子・小倉加奈代・西川一二
福島第一原発事故による食品放射能汚染とCOVID-19に対するリスク認知の比較:13波パネル調査データによる12年間の推移の検討
セッション2
【記憶の継承と支援活動の構築】
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2-1 山地久美子
阪神・淡路大震災29年の災害語り継ぎ・語り部の現状と課題
セッション3
【原発事故によって生じた分断と住民意識】
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3-1 高木竜輔・佐藤彰彦・山本薫子・沼尾波子・金井利之・横山智樹・市村高志
原発事故からの復興における富岡町民の生活と将来に関する意識調査――調査の概要とその意義
セッション4
【防災・減災に向けたコミュニティ形成と地域の持続可能性】
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4-1 三隅一人
佐賀県武雄市における未来共創ラボの試み−防災教材の工夫 -
4-2 望月美希
令和4年台風15号災害における中長期支援とその課題――静岡市清水区を事例に -
4-3 妹尾渉・松田洋介
被災地の中高生・保護者の進学期待―大船渡市・陸前高田市のコーホート・パネル調査に基づく分析―